男子中高生へ

中二病にかかっていますか?

中二病であることは全く悪いことではありません。

まあ人に迷惑かけるレベルだと色々言われるので注意です。

俺には別の俺が宿ってるのレベルと俺なら頑張ればできるんじゃね?の本質的なところは一緒です。

自分は何かであると信じられている点です。

なにも根拠はないのに、俺ならできる、俺ならなれると希望を持つという状態から進化したものが中二病です。

表に出てようが出てなかろうが、ほとんどの男子はこれを経験します。

それが青春であり、今を生きているということであり、心の成長に他ならないのです。

 

では、どのようにして中二病は進化し、そして終わるのでしょうか?

中二病が発展していく理由は、自分がなにものになれるという思いが強くなっていくのに対して現実とのギャップが大きくなってくるからです。

現実が自分の理想と乖離していくというのはストレスを生みます。

このストレスを処理していく過程で中二病となるのです。

ストレス処理の中で自分が悪いのではなく周りが悪いといった単純な考えで心の平穏を保とうとすると、結局現実とのギャップがひどくなり、またストレスを抱えます。

外から見たら多種多様ですが、中二病というのは心の病ではなく、成長でしかないのです。

そして、私の中では中二病が終わるというのは、世の人がいう「大人になる」ということだと思います。

大人になるとはどういうことなのでしょう。

簡単に言えば諦めるということです。

自分が何かになれる、現実が自分に合わせてくる。そういった思いを諦めるということで心の平穏を保つ。

それが諦めるということであり、大人の人がいう大人になったということです。

現実と理想のギャップを埋めることでいわゆる青春のストレスといったものは起きなくなり、心に平穏が訪れます。

まあその代わり大人になった時、あの時は楽しかったなぁと青春時代をみんな振り返るのです。

心が成長していくというのは、それほど印象深いものなのです。

 

最後に主題である男子中高生へです。

ちなみに女子と男子では客観的に見てなんか違うなぁと思うため、男子のみに限定してます。

私が伝えたいことは中二病から逃げないで闘いましょうということです。

闘うとはどういうことでしょう。

それは考えるということです。

この青春時代に考えたことは大きな財産になります。

いわゆる考える力というのはここで生まれるものです。

これは数学の問題が解けるようになったとかそういう類のものではありません。(最終的にはいかせるとおもいます。)

人生とはなんなのか、あの人はどういう価値観を持ってそういう行動をするのか、といった哲学的な考えです。

こういったことを考え、口に出していると中二病だと叩かれますが、ここでどれほど自分心と正直に向き合えたか、言語化できたかで自分という人間の太さが変わります。

中二病であるとき、早々と何かを諦め平静を保つことはとても楽です。

周りから叩かれることもなくなれば、それで世の中生きることができないというのは全くないので、まあ安心です。

ですが、大人になってからの空虚感というのはこの辺が原因です。

本質的な何かを得る前に諦めてしまったせいで、生きる人間から生かされる人間にシフトしています。

まあ生かされることにすら気づいてなかったり、頭が悪すぎるとそもそもなにも考えられてないため、幸せハッピーです。

正直、これが主観的には最もハッピーなんですけどね。

普通の人間はある程度考えることができてしまいます。

大きくなってからそういった思いをしたくないのなら、今悩んでください。

自分が悩んでいる理由を考え、なぜそうなのかを考え、なぜそうなのかを考えてください。

大体そうしていると、別に誰からも何かされたわけではないのに、かなりの絶望感を味わいます。

それでも考え倒しましょう。

考えすぎなければ良かったと言っている人は私の周りにはいません。

そういった本質的なことに気づけない人間じゃなくて良かったとは聞きます。

ただ逆になにも考えてないハッピーライフはいいなぁというのもみんな共感します笑笑

あなたにすこしでも考える頭があるのならハッピーライフは無理なので、考えましょう。

考えて考えて考え尽くしましょう。